防音工事について

2013年07月25日

防音工事について 住まいに関するトラブルの中で、最も多い問題のひとつに「騒音問題」があります。 近隣とのトラブルを避けつつ、静かで快適に暮らすには、防音対策が重要です。
特にマンションなどの集合住宅においては、防音対策に関心のある方は多く、 「騒音問題」にお悩みの方も多いようです。

防音対策には
【A】 屋外の音を、自分の家・部屋に入れないようにするための騒音対策
【B】 家の中の音を、外に出さないようにする防音対策
【C】 専用(楽器や音楽、シアタールーム)の防音室工事
があります。
防音対策は、目的によって内容が変わるため、お客さまの目的にあった防音工事を検討しましょう。

遮音性能とは

音が伝わることを「音の伝搬」と言い、空気中を伝わる“空気伝搬”と、壁、床、天井などを伝わる “固体伝搬”があります。壁、床、天井を隔てて音は小さくなり、これを「遮音」と言います。 この遮音性能が「D値」として示されます。

ピアノ防音画像01例えばピアノを100dB(デシベル)で演奏し、隣の部屋で50dBの大きさで聞こえるケースでは、 遮音性能は100dBから50dBを引いた数値、すなわち“D-50”と示します。
ピアノ室ならD-50~D-55程度、ドラム室など低音や振動まで考慮する部屋の場合にはD-65~D-70を目標値として防音室の設計を行います。

隣室や隣戸の条件によって必要な遮音性能は変わりますが、特にマンションなどの集合住宅においては、近年わずかな音でも苦情になることが多々あります。そのための対策をしっかりとする必要があります。

気にならない音の目安について

気にならない音の大きさは状況によって異なります。
それは自分たちも生活する中で音を出しているからです。
下の表は、各シチュエーションで外部から発生する音の気にならないレベルを示しています。

場所 dB(デシベル) キッチン 50 dB ダイニング • 45 dB リビング 40 dB 書斎 • 35 dB 勉強部屋 • 35 dB 寝室 • 40 dB

騒音レベルとは?

防音対策を検討する前に、そもそも騒音とはどのくらいの音のことを言うのでしょうか?
住宅地で生活騒音50~55dB以上、夜間の騒音は45dB以上といわれています。

騒音レベルの目安

デシベル 具体例 120dB 飛行機のエンジンの近く 110dB • 自動車の警笛(前方2m)、リベット打ち 100dB 電車が通るときのガードの下 90dB • 犬の鳴き声(正面5m)、騒々しい工場の中、カラオケ(店内客席中央) 80dB • 地下鉄の車内、電車の車内、ピアノ(正面1m、バイエル104) 70dB • ステレオ(正面1m、夜間)、騒々しい事務所の中、騒々しい街頭 60dB • 静かな乗用車、普通の会話 50dB • 静かな事務所、クーラー(屋外機、始動時) 40dB • 市内の深夜、図書館、静かな住宅の昼 30dB • 郊外の深夜、ささやき声 20dB • 木の葉のふれあう音、置時計の秒針の音(前方1m)
ここでは気になる騒音レベルの目安を記載いたしました。
※騒音レベルとは、JISに規定される指示型の騒音計で測定して得られるdB(デシベル)数であり、 騒音の大きさを表します。

なぜ、防音対策をしようと思いましたか?

防音対策にはお客さまのコンセプトや、目的が重要です。対策をしっかりして、快適な空間を手に入れたい方のための工事と、簡易的な対策で済ませるお部屋では遮音性能が全く違ってきます。

・家で音楽や楽器(ピアノ・ドラム)を楽しみたいけど、近所への音が気になる…
・ホームシアターを検討しているけど、お隣への音は大丈夫かしら…
・生活騒音が気になるから、何とかしてほしい…
・静かで集中できる部屋がほしい…

お客様の本当の目的にあった、「防音対策」「騒音対策」を検討しましょう。

【A】 屋外の音を、自分の家・部屋に入れないようにするための騒音対策

屋外から家の中に入ってくる騒音の多くは、窓などの開口部から入ってきます。
外壁と比べると窓ガラスは薄く、厚さは約5mm程度です。
また、サッシの隙間からも音が出入りします。
お住まいが大きな道路に面している場合などは、窓に防音対策を施すことで、 効果を上げることができます。
窓の防音対策には
・「防音ガラス・ペアガラスによる防音対策」
・「二重サッシによる防音対策」
があります。
二重サッシの場合は、窓の木枠部分にもう一つ窓を追加することで窓が二重になり、 防音効果と、断熱効果を得ることができます。 ただし、楽器などの音源によってはコインシデンス(共振状態)が起こる場合もありますので、 注意も必要です。
窓だけではなく、吸排気口や換気扇から入る騒音対策が必要な場合もありますので、 まずは専門業者に相談することをお勧めいたします。

【B】 家の中の音を、外に出さないようにする防音対策

マンションやアパートなどの集合住宅でよく問題となるのが、壁、天井、床から伝わる騒音です。 壁が薄かったり、隣室との壁内に空間があったりする場合は、小さな生活音までもが伝わってしまいストレスとなることがあります。
また、床に物を落としたり、小さな子どもやペット(犬など)が飛び跳ねたり動き回る音は、 床を通じて階下に伝わり、騒音となる場合があります。 このように、床に加えられた衝撃によって床が振動して、 下階に放射される音を「床衝撃音」といい、その性能を「L値」で表します。
このような騒音対策のひとつとして、壁、天井、床の遮音・防振構造(浮遮音層)があります。

専門業者ではピアノやドラム等の防振対策に特化した製品もありますので、専門業者に相談することをお勧めいたします。

【C】 専用(楽器や音楽、シアタールーム)の防音室工事

演奏する楽器の種類や楽器メーカーによって、音の特性や音圧レベルに違いがあります。
自宅で楽器を演奏したい場合は、求められる防音・遮音性能が異なる点に注意し、 信頼できる専門業者に相談することが必要です。

ピアノ室について

ピアノ画像ピアノの音圧は約90~110dBなので、ピアノ室にはD-50~D-60程度の遮音等級が求められます。

ピアノの音の大きさは一般の人で90~104dB。プロのピアニストで110dB以上にもなると言われています。
子供の演奏 70~80dB
大人の演奏 90~100dB
プロミュージシャン 110dB~

ピアノ室を造る際に最も重要なポイントは、
・近隣、外部へのピアノの音漏れ、近接部に振動が伝わらないこと
・外部からの騒音が少なく、演奏に最適であること
・反射音、残響音など、室内音響を最適に保つこと
になります。

防音室は、演奏する人や楽器ごと、演奏時間を考慮し遮音性能を考えてつくる必要があるため、 お客様の本当の目的を検討し専門業者に相談しましょう。

ドラム室について

ドラムドラムの音圧は最大130dB程度にもなりますので、ドラム室には最低でもD-65~D-75程度の遮音等級が求められます。
ドラムの音は一般の人で100~110dB。プロのドラマーで120dB以上にもなると言われています。
子供の演奏 80~100dB
大人の演奏 100dB~
プロミュージシャン 120dB~

ドラム室を造る際に最も重要なポイントは、
・近隣、外部へのドラムの音漏れ、近接部に振動が伝わらないこと
・外部からの騒音が少なく、演奏に最適であること
・反射音、残響音など、室内音響を最適に保つこと
になります。
防音室は、演奏する人や楽器ごと、演奏時間を考慮し遮音性能を考えてつくる必要があるため、お客様の本当の目的を検討し専門業者に相談しましょう。

オーディオルーム・ホームシアタールームについて

ホームシアターシアタールームやオーディオルームの音圧は最大100dB程度にもなりますので、シアタールームやオーディオルームには最低でもD-50~D-55程度の遮音等級が求められます。

シアタールームやオーディオルームの音は、スピーカーの種類によっても違いますが、約80dB~100dBにもなると言われています。

オーディオルーム・ホームシアタールームを造る際に最も重要なポイントは、
・近隣、外部への音漏れ、近接部に振動が伝わらないこと
・外部からの騒音が少なく、視聴に最適であること
・反射音、残響音など、室内音響・音場の設定を最適に保つこと
になります。

遮音をしっかり実現し、音場の設定をよく考えた音響設計により、 隣戸や上下階へ迷惑をかけることなく、音楽や映像を楽しむことができます。
お客様の本当の目的を検討し専門業者に相談しましょう。

(画像・技術情報提供:D.S.Pコーポレーション株式会社)

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イエスリフォーム齋藤直樹
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